ロシアにも駐在し、ロシア・北海道での現地取材にもとづいて、『日ロ現場史―終わらない戦後(北海道新聞社、2013年)』、『証言 北方領土交渉(中央公論新社、2016年)』などを出版されてきた本田良一先生に、北方領土交渉を振り返っていただきました。
日本の北方領土返還交渉は4島、2島(+α)返還を揺れ動いてきたこと、少なくとも2島が返還されたかもしれないチャンスが4度あったが、日ソ・日ロ双方の思惑の相違からそのチャンスが失われてきたことなどを丁寧に説明頂きました。
質疑応答の中で、2019年の4回目のチャンスがプーチン大統領側から失われたことから、次のチャンスはプーチンの引退後になるだろう、そして政権交代直後にそのチャンスを生かさなければいけないという重要な示唆も頂きました。
(写真を撮り忘れていました。申し訳ありません。) |