アレクサンドル・P・ロシュコフ駐日ロシア大使の来県
2006年2月7日(火)〜8日(水)

兵庫県日本ロシア協会の企画により、ロシュコフ大使の来県が実現いたしました。
2月7日(火)
 人と防災未来センターのご視察
 齋藤富雄兵庫県副知事との昼食会(於、酒心館)
 井戸敏三兵庫県知事訪問
 神戸医療産業都市のご視察
 矢田立郎神戸市長訪問
 水越浩士神戸商工会議所会頭訪問
 講演会・歓迎レセプション(於、ポートピアホテル)
2月8日(水)
 五色町高田屋嘉兵衛公演の視察と記念植樹
 山口一紀五色町長との昼食会(於、浜千鳥)
というたいへんタイトな日程ながら、県下での日ロ交流を深めていただきました。

関係各位の御協力にこの場を借りてお礼申し上げます。
2月7日、ポートピアホテルで開催されましたロシュコフ大使の講演会、歓迎会には、約60名の自治体関係者、協会会員などが参加し、大使の御講演を拝聴、大使を中心として懇親を深めました。
第1部の講演会では、「プーチン大統領の訪日と日ロ関係」という演題でご講演を頂きました。
第2部は歓迎レセプション。
津田貞之会長の挨拶。
アレクサンドル・P・ロシュコフ大使のご挨拶。
釜谷研造 日ロ友好兵庫県議会議員連盟福副会長のご挨拶。 黒岩理 兵庫県産業労働部長のご発声で乾杯。
井戸敏三知事も駆けつけていただき、ご挨拶を頂きました。
杉田哲副会長の挨拶で閉会です。

翌8日の五色町訪問は各紙で取り上げられました。

ロシュコフ大使の講演会の記事(神戸新聞、2月8日付)
 ロシアのアレクサンドル・ロシュコフ駐日大使が7日、神戸市内のホテルで「プーチン大統領の訪日と日ロ関係」をテーマに講演した。

 日ロ(日ソ)国交回復50周年を記念し、県日本ロシア協会(津田貞之会長)が企画。会員ら約60人が参加した。

 大使は「ロシアの新しい社会や経済の仕組みは固まった。過去への逆戻りはない」と強調。「日本の自動車会社がロシアに工場を作ることも決まっており、いつかロシアから日本に車を売る日が来るかもしれない」と述べた。領土問題については「両国の国益を考え、円満に解決せねばならないと話した。」(霍見真一郎)


表敬訪問:ロシア大使、五色町を 菜の花ホールなど見学(毎日新聞淡路版、2月9日付)
 県日本ロシア協会の招きで来県しているアレクサンドル・ロシュコフ・駐日ロシア大使が8日、五色町を表敬訪問。江戸時代末に日露友好に貢献した同町出身の豪商、高田屋嘉兵衛の資料を展示している菜の花ホールなどを見学した。

 イワン・プロホロフ・在大阪ロシア総領事らと共に訪れた大使は、江戸時代末に起きたゴローニン事件を題材に制作された嘉兵衛とロシア海軍・リコルド副艦長の対談像や関係資料などを興味深そうに見学し、ホール前でサザンカを記念植樹した。

 ロシュコフ大使は「展示品が素晴らしい。昔あったことが記念として残されていることを感謝しています。(姉妹提携している)五色町とクロンシュタット市の友好関係が続くことも期待しています」と述べた。【登口修】


ロシュコフ大使の五色長訪問の記事(神戸新聞、2月9日付)
 幕末期、日露の紛争解決に大きな力を果たした豪商高田屋嘉兵衛の生誕の地・五色町を、アレクサンドル・ロシュコフ駐日ロシア連邦大使一行が八日、訪問し同町都志の高田屋嘉兵衛公園を見学した。

 講演などのため兵庫県を訪れた大使が、ロシアと交流の深い同町の訪問を提案し実現した。

 大使は、同公園内の菜の花ホールで、嘉兵衛の足跡などを記した資料を見学。続いて、来町記念同ホール前でサザンカを植樹した。

 その後、一行は公園内の体験施設「夢工房」で、瓦粘土に記念の手形を作った。

 大使は「嘉兵衛のことはもちろん知っていたが、こんな立派な施設があるのは知らなかった」。同町とロシアのクロンシュタット市は姉妹都市提携しており、大使は「友好関係が継続することを期待します」と話していた。(三宅晃貴)

このほか、読売新聞、産経新聞にも記事が掲載されました。